浮気しました(笑)

通勤から長距離まで活躍してくれたヴィヴィオも満30歳を過ぎ
総走行距離が30万kmに近付いてお疲れ気味・・・
エンジン含めた動力系をリフレッシュしようと考えていましたが
これ以上の酷使は可哀そうなので手放すことにしました
サーキットから超ロングドライブ釣行まで、元気よく走ってくれてありがとう
新しい里親に可愛がってもらって、末永くお幸せに・・・(涙)




次の車はホンダの実用車、車両型式E-EK3 CIVIC FERIO Vi 1.5L  AT(CVT) FF
25年ほど前の旧車と言ってよい車に浮気です 
「また旧車かよ?」 はい、私、そういう車と縁があるんです(笑)
古いだけでなく、色も形も地味で見た目の若々しさはゼロなので
お年寄りが乗っていると思われるのか?街ではよくブチ抜かれます
そういえば・・・私は還暦なので、お年寄りなのですね(笑)

     




年式は古いですが、走行距離5万km未満のワンオーナー
車庫保管、ディーラー整備、ディーラー車検など
ヘッドライトもボディもビカビカの極上車・・・
市場で高額取引されているコンディションの車です

   



実はこれ、知る人ぞ知る車で、私も以前から注目していた一台
型式D15B 1.5L 3ステージV-TECのハイパワーエンジンを搭載して
低回転は力強く、高回転まで伸びやかな特性で街から高速まで俊足
それでいて燃費はヴィヴィオと同等という、走りと経済性を兼ね備えています
それを懇意のプロメカニックが買い取って整備したものです
・・・次の車が見つかるまで期限なしでお借りする形で乗ることになりました




足腰はスポーツモデルと同等のWウィッシュボーンで走り、安定性、乗り心地を両立
そこへコンフォートスポーツ車高調整をメカさんがセットしてディメンション見直し
そしてタイヤはブリヂストンのコンフォートスポーツの純正サイズという「いぶし銀仕様」
ジジイな車ですが、山道でスポーツカーに付いて走るのもラクな運動性を誇ります
もう少しアンチダイブ、アンチスクウォートを見直してもいいかな??

  




高速は100km/2500rpmの余裕、静粛にして快適



そのまま踏み込んで120km/3000rpm巡行・・・まだまだ余裕
レクサスにしばらく付いてみると
直進安定性もレーンチェンジも申し分ないグランドツーリング性能です
運動性も、安定性も良いので釣りの遠征が楽しみになります




エアコンはR134aのパラレルフローコンデンサ・・・サブクールは残念ながら無いようです
コンプレッサーは斜板マルチピストン式なのかな??
作動は正常で、リキッドタンク点検窓のガス量も正常なのですが
温度計測してみると、少し能力が低下しているので、恐らくは冷媒の時間劣化・・・
真空引き&ガス、オイル充填で蘇るでしょう
天気の良い日にメンテナンス&セッティングを行ってみます
・・・久し振りにエアコンを弄るので整備工具のメンテナンスも要りますね



近頃の真夏の暑さは異常・・・市街地は40℃を超える=車内は50℃を超えるので
カーエアコンは「快適装備」から「生命維持装置」になり
重要保安部品(燃料系、制動系、操舵系など故障が人の生命に直結するもの)
に次ぐ最も重要な装備になっている・・・とメカさんも言っていますが
今時のレーシングカーにもエアコン装着が義務付けされるくらい重要なのは事実・・・
家内のプリウスと同じくらい冷えるエアコンにできるとよいのですが
設計が古いので、どこまでプリウスに迫れるか?が現実的な課題となるでしょう
まあ、やってみるべし です



通勤、買い物、ドライブ、釣り・・・
私には車は大事な移動手段であり、良き相棒であり、良き趣味でもあります
まずは触りだけですが好感触で、浮気は成功です(笑)
内外装清掃、必要工具搭載、備品などを搭載して
後日 ACC電源増設、ETC、ナビ、USB電源増設など
快適ツーリング装備を付けて、通勤からロングまで使える車にします
おっと・・・車中泊の装備も考えないといけないですね
・・・車選びは面白いものです

遭難ってするんですか?

久し振りに投稿します


ある日、親しい海釣り師(A君とします)が
「山賊さん、オレも源流で釣りをしたいんですが」との相談がありました
勿論私は賛成・・・しかし、A君は山の釣りや登山を知らないので
「ところで、源流釣りで遭難ってホントにするんですか?」と質問が・・・
「するよ~だから遭難と対策を知ってもらって準備やトレーニングを応援したいんだよ」
と答えました

 




よくよく話を聞くとyoutubeを見て源流に行きたくなったらしいのですが
その多くは楽しさを演出するあまり、大事なことは伝わらない編集が多いのです
一枚目は道のない推定斜度45度以上の土の崖をノーヘルの釣り装備のまま
滑り落ちながら登る様子(登山装備、登攀装備は全くなく、技術もない様子)



次はこれ
サンダルで長い急な下り道と崖をアプローチして、そのまま釣りをしています
もちろん安全装備もナシ・・・これらに対して批判するつもりはありませんが
視聴者に与える影響を考慮した撮影や編集をしてほしいものです
そして釣り人は遭難対策が手薄な傾向であることがよくわかります
以前に私の遭難対策の話をしたことがあるので
動画を見たA君は疑問を持っていたそうです




A君に遭難対策の必要性や重要性をわかってもらおうと
2人で遭難の実態を調べたり、情報を調べながら話し合ってみました・・・
まずは今年の4月の山梨県の遭難情報です・・・4/25に渓流釣りで・・・



残念なことに渓流釣り師の滑落死がありました
「尾根を下っていた・・・」とあるので恐らく源流釣りでしょう
遭難対策をしていたのかはわかりませんが・・・




続いて渓流釣りに的を絞って昨年の記録を調べてみると・・・
釣り期間は半年ほどなのに、こんなにありました
滑落が一番多く、次に道迷い・・・年齢も様々・・・コレ、山梨県の半年分です
つまり、源流釣りも登山と同様に遭難する可能性があるのですが
登山以上に過酷だったり、危険なルートを歩くことが多いので
登山以上に遭難対策が必要であることを認識すべき・・・
という私の意見にA君も納得してくれました



じゃあ、何から対策していけばいいの?とA君・・・
そこでデータ豊富な長野県の山岳遭難の記録を調べてみます
長野は登山、渓流釣り、沢登りなどのカテゴリー分けはされていませんが
昨年は284件の遭難件数と310人の遭難者数です

  



内容別に見てみると
転落滑落→転倒→道迷い→疲労凍死傷→その他・・・の順に多いことがわかります
凍死は体温が下がって死に至るものなので、夏でも起こります
「その他」には「装備不足」「技量不足」を含む・・・とありますが
ここでもう少し考えてみると、上位の内容は「現象」を表しており
真の原因は「装備不足」「技量不足」ではないかな??と話し合ってみました
つまり、きちんと装備できて、体力、集中力、判断力などを含む技量を身に着ければ
遭難の多くは回避できるのではないかな?という考えにも納得してくれました



さらに調べて話し合ってみます
単独、2人の遭難発生件数が多いけど、2人の方が死者が少ない
そしてパーティー人数が多い方が遭難が発生しにくいので
初心者のA君は経験者と同行してリスク低く、技術や知識を学んでほしい
という意見も大いに納得してくれました
・・・A君にとって一番身近な経験者は私になります



まだ若く、小さなお子さんもいるA君はお小遣いが少ないので
最低限準備すべき装備について話し合います
まずは登山用ヘルメットです・・・命を守る最も大事な安全装備であり
藪漕ぎの時や、遡行中の転倒などの時も無用なケガから守ってくれます
今時は軽量かつデザインも優れているので
テン場でさえ私は帽子感覚で被っています



アルプスの冬の遭難例・・・なんと運動靴にジーンズ!
凍傷になっているかもしれないけど、滑落や凍死せずよく生きてたな~
つまり靴と服装、レインウェア含む雨装備もたいへん重要です

          




ヘルメット、靴、服装、レインウェア含む雨装備・・・
服装は下着から防寒ジャケットまで多岐に渡ります
これだけでも、A君にはかなりの出費になるので
その他の装備は私のものを共有して技術や知識、経験を積みながら
要るものを買い増ししながら、レベルアップしていこう・・・ということになりました

     



そのレベルアップですが、登山情報にこんなものがあります
「グレーディング」というものです



縦軸が体力度、横軸が登山道のレベルとそれに見合う技術力です
これで自分は今どのレベルにあるのか?がわかる・・・
つまり「身の程を知る」ことができるので
どのくらいの難易度の山まで行けるのか?何をやってはダメなのか?
次に学ぶものは何か?そのためにどんな装備やトレーニングが必要か?
などがわかると思うのです



さらに対策が要ります
登山ルートも、キャンプ場も、水も、食糧も、携帯の電波もない・・・
電波がないので常に観天望気しなければならない・・・
そんな過酷な大自然で生き、生還するためのサバイバルテクニックを習得し
過酷な大自然を楽しめる太いハートになってもらうことも大切
これが私の考える「登山以上の遭難対策」になります
※観天望気:空模様、動物の動向など自然現象を観察し、天候を予測すること

    



ここまで述べたことは、経験に基づく私の考えでもあるのですが
あの「日本一の山のプロ」島崎三歩君もそう言っているので
間違いはないと思います
今は長野県山岳総合センターの特任講師に出世しているんですね(笑)
対策内容は多岐に渡るため、A君と行ったものを都度紹介させていただきます
ということで登山の方も、源流釣りの方も、どうか慎重に!そしてご安全に!

ブラリどらいぶ

GWも終盤の5/6・・・
いろいろと試したいものもあり「ブラリどらいぶ」しました
生憎の空模様でしたが・・・楽しめました




釣道具とその他アイテムを積み込んで北へ・・・
雨模様なので近場の平谷湖FS(フィッシングスポット)に行くことに
先日とは正反対のお手軽エリアフィッシングを楽しみます(笑)
標高1000m、気温10℃、霧雨・・・寒いです





まずは熱いコーヒーを一杯・・・JET BOIL MiniMoの実戦テストです
うむ、よろしい・・・
SOLは源流釣り、MiniMoはドライブ用に使い分けできそうです




今日はルアーは半分くらいの人数で、開始前から釣り座を陣取っています
少数派のフライフィッシング組は皆さんで高見の見物と
居合わせたプロの方を交えてコーヒー&釣り談義します
名手揃いなので会話がハイレベルで、荒くれ者の私は「??」だらけ(笑)
・・・今日はのんびりと楽しめそうです





釣り開始1時間後、フライ組が釣り場に散っていきます
私はトーナメントエリアで源流用ドライフライから始めましたが、一投目から連発・・・
気付けば隣にプロがいて、テストフライで連発していました
写真は25cm程度の豆ブラウンですが、このクラスばかりなので飽きてしまい
ルアーが殆どいないエキスパートエリアに移動することにしました





銀山湖などの山上湖やバックウォーターの大型鱒を狙うために巻いた
全長45mmのビッグでヘビーな試作フライをテスト・・・
ライトタックルでいかにして飛ばすか?そして釣れるのか?などを検証
問題点も見つかりましたが、程よく釣れて目論見通りです
水面直下から順にレンジを探ると、深くなるほどに釣れる鱒が大型になり
水深1.5mで50cm弱のレインボーがヒット・・・まだサイズは上がるハズです





ヘビーウェイトフライのキャスティング練習をしてお昼にします
山のお昼はカップヌードルが定番になってきました





今日のアイテム
ロッドはK-Bullet Gold Spey #3~4 11ftダブルハンドスイッチロッドに
K-Bulletシューティングスペイフローティングライン#4&ランニングライン・・・
ここで秘密を「断腸の思い」で公開します(K-Bullet の杉坂プロ公認です)(笑)
ライト番手ながらロングなダブルハンドロッドなので
本来は湖や大河川で使うものですが
シングルハンドのトリックキャストやピックアップ&ロングシュートなども得意なうえに
ピンポイント精度も申し分なく、ミッジからストリーマーまで使える器用なロッドなので
源流もこれをメインで使っています
シューティングヘッドは#4フローティングがベストマッチに感じます
ロングロッドは18ft程度のリーダーティペットの扱いが容易であり
ヨーロピアンニンフやテンカラ的な使い方も容易・・・
など、私的にはほぼ死角がありません
唯一の問題は、4ピースのため仕舞寸法が長く、60Lザックから高く突き出てしまうこと・・・
渓へのアプローチで深い藪漕ぎや登攀、下降で不便を感じます
Gold Speyは廃盤モデルで、現在は同一スペックのK-Bullet Classicが販売されています




いつもの山賊装備に、テストで持ち込んだドライバッグ25L・・・
足元は雨天テストを兼ねてLA SPORTIVA ULTRA RAPTORⅡ
それに登山用レインウェアで完全防備・・・1日続く低気温の雨天でも快適です

 





シューズはnotゴアテックスに登山ソックスの組み合わせ
先日の「ご近所アルプス」でシューズの性能の高さは確認できましたが
雨天性能の課題が残っていたのです
結果は・・・ムレない、水はけ良好、ソックスは濡れても保温性良好・・・
今日のテストで、私が考えていた雨天性もほぼ全てクリアしました
今後も源流釣行のアプローチに活躍してもらえそうです





午後の釣りを始めて暫くのこと・・・
ティペットを4Xに、レンジを2.0mに変更・・・フルキャスティング&シュート
マーカーがゆっくり湖底に沈んでいきます・・・来た!
そして苦闘の始まりです
グリップエンドを腹で支えてリールファイトにチェンジしますが
ディスクブレーキをあざ笑うかのような突進になす術なし(笑)
ラインが出きってしまうので走ります
写真は寄せ始めたところをメクラ撃ちした一枚
この後も随分走られました・・・苦しくも楽しいひと時です




全長60cm・・・なかなか源流ネットに入りません(笑)
サイズはモンスタートラウトの平均的なものですが
大きい尾ヒレがパワーの源のようです・・・ロッドが折れなくてよかった・・・




やっと入った・・・というか押し込んだ(笑)
素早くメジャーリングしてフライ取外し、そして蘇生・・・無事にリリース
うむ、よろしい・・・
さらに大型も狙えますが、ライト番手のロッドを傷めたくないので
今日はこれで釣り納めにして、山菜を探しながら温泉に行こうかな・・・




雨は止みそうにないので山菜ハンティングをやめて、近くの道の駅でゲット
行者ニンニクは売り切れだったので、分葱、コゴミ、コシアブラを選びました

 





道の駅内の温泉へ・・・こちらが今日の本番だったりします(笑)
湯上りは軽食を頂いて、座敷で遅い昼寝・・・至福のひと時です
お酒があれば完璧だったのですが・・・




夕食は山村のラーメン屋で・・・店内は地元の人々で賑わっていました
釣り、山菜、温泉、昼寝・・・生憎の天候でも楽しめた「ブラリどらいぶ」・・・
GWを締めくくる素晴らしい一日を過ごせました