聖地巡礼 黒部の山賊になる 1日目

1日目(8月16日)
台風7号を追いかけて中央道~大町~扇沢バスターミナルまで豪雨のドライブ
駐車場から雨フル装備をして、そのままバスに乗って黒部ダムへ・・・
そうそう!扇沢の「名物おじさん」の爆笑トークも満喫されることをおススメします




ダムは豪雨と強風で観光客がいません・・・私一人のぼっち観光です(笑)
・・・黒部ダムも迫力の見応えで、これだけでも来る価値が充分にありますね






奥黒部方面を臨みますが・・・遥か彼方の雲の中・・・
ガレ場、ロープ、ハシゴなど気が抜けない道を延々と昇り降りするハードなルートです
初見、悪天候・・・老体にムチ打って頑張らないと辿り着けそうにありません




暫しのダム観光ののちに、奥黒部に向かいます・・・
GPS(YAMAP)起動、ザックセッティング、グラブ装着、ヘルメット装着
LEKI登山ポールを握ってスタート




主な装備・・・フル装備で20㎏弱
OSPREY aether60(60L) LEKI登山ポール BLACKDIAMONDヘルメット
Columbia登山用レインジャケット mont-bellレインパンツ
LA SPORTIVA ULTRARAPTERⅡ(トレランロングディスタンスローカットnotゴアテックス)
登山用靴下 登山用パンツ、タイツ mont-bellコンバーチブルパンツ mont-bell登山ウェア
ザックの中身は救急装備 着替え 防寒着 行動食6日分 釣装備 
ハイパワーヘッドランプ モバイルバッテリー 給水、浄水装備
スマホ(GPS) 行動食 現金 身分証明 クマ笛 クマスプレー LETHRMAN Ps4などは
NEL-EPICチェストバッグに収納、装着して歩きながらでも取出せる状態にしておき
水ボトル1本をザックサイドに装着
PRO TREK 登山グラブ ヘルメットは常時着用しています




水場は多く、600mlのペットボトル1本で歩き続けました
エネルギー補給は行動食と粉末タイプのエネルギー飲料
OS-1とブドウ糖なども併用しました
断続的な豪雨のためレインジャケットを着たまま・・・
雨が強まると立ち止まって様子を伺い、弱まると歩き出すスローペース
危ないところや急勾配のアップダウンが多いので慎重を期して進みますが
全装備20kgを背負って喘ぎ喘ぎ・・・修業が足りませんね(笑)



樹林帯を歩くので景色は望めないかと思いきや
時々視界が開けて高峰軍が楽しめます
スバリ岳なのか針ノ木岳なのか・・・険しくも美しい山々です



ダムから7時間・・・自宅出発からここまで14時間・・・どうにか第一目的地に到着
今宵はここに投宿・・・伝説の釣り師の山小屋です
宿泊のご挨拶を済ませると、釣り支度を整えて出撃・・・山賊になります(笑)




黒部湖に注ぐ源流に入ります・・・
黒部特有の急勾配なので、激流・・・そして3000m峰の身を切るような冷たい水
前情報ナシ、釣り人ナシ・・・こんなところに魚がいるのかなぁ?
とりあえず銀山イワナ用巨大フライをシュート
流れが強くて遡行に難儀するし、フライはあっという間に流されるし、魚の気配は無いし・・・




激流の脇の、小さく強い流れのスポットを狙ってみると
イワナがヒット・・・マジか?・・・こんな激流の小さな所によく定位しているものだ
25cm程度のサイズですが、想像を超えるパワーでロッドを絞り込む逞しいイワナです
スタビリティが高く、見やすい巨大フライにチェンジしたことが功を奏したようです
パワーだけでなく、鋭いアタックにも仰天・・・黒部イワナはバケモノです
早速亡き息子の写真(スマホ)を出して見せてあげます
黒部イワナ、周囲の風景などを一通り見せながら会話しました



まずは黒部イワナに挨拶ができたことで山小屋に帰ります
黒部の日没は早く、空は明るさが残っているのに登山道は真っ暗・・・
山はヘッドランプ必須です
写真は入渓点の崖のザイルです




当日の宿泊客は私一人・・・
ここは歴史が古い職漁師の宿・・・
今は若手の釣り師(ご子息?)がその血を受け継いでいるようです
美味しい夕食と少しのお酒・・・女将さんと談笑して静かな夜を過ごしました

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